〈8/21〜8/22 Event Report〉水の巡りと体の循環 ~自然と健康の未来~

8月21日(木)、22日(金)は「水の巡りと体の循環 ~自然と健康の未来~」をテーマに、健康や未来の医療に関する講演とトークセッションを開催しました。夏休み期間ということもあり、22日は子どもが司会を務め、講演を聞いていた子どもたちが登壇者に対して質問をするという、子ども参加型の試みも行いました。

私たち人間はどこから来たのか、そしてどこに行くのか?

21日(木)13時からは、「私たち人間はどこから来たのか、そしてどこに行くのか」をテーマに、講演とパネルディスカッションを開催しました。前半は、医療法人錦秀会 阪和記念病院・阪和病院 統括院長・総長であり、医学を科学で考える会の理事長でもある北風 政史氏のビデオ講演にて、いのちを守っていくために医学・医療の数理学的確実性を求め、数学・AI・データサイエンスを活用していくことが必要ということを啓発しました。後半は、サラヤ株式会社 取締役本部長を務め、医学を科学で考える会に所属する板良敷 朝将氏と、サワイグループホールディングス株式会社 執行役員 グループIT部担当役員の竹田 幸司氏が登壇。企業の視点から、AIを活用した予測医療の可能性や、個人が自身の健康データを管理する「PHR(パーソナルヘルスレコード)」の重要性を議論しました。

海と人の未来をつなぐ健康社会の創造 〜PHRを活用したサステナブルな人生100年時代への挑戦〜

21日(木)15時からは、サラヤ株式会社 代表取締役社長 更家 悠介と、沢井製薬株式会社代表取締役社長 木村 元彦氏が登壇し、「海と人の未来をつなぐ健康社会の創造」をテーマに講演とトークセッションを行いました。講演では、サラヤ株式会社と沢井製薬株式会社の健康や環境に対する取り組みについて紹介し、トークセッションでは、「人生100年時代に際して乗り越えるべき課題」や「PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用した個人・地域・社会の健康管理」などについて議論が行われました。

未来の医療 -サラヤが目指すもの、サワイのPHRと未来の健康管理-

22日(金)13時からは、サラヤ株式会社と沢井製薬株式会社が、「未来の医療」をテーマにそれぞれの視点から講演を行いました。サラヤ株式会社からは、取締役本部長の板良敷 朝将氏が登壇し、最新のデジタル技術が切り拓く医療の革新と、新たな価値創造のビジョンについて紹介しました。また、沢井製薬株式会社からは、執行役員 グループIT部担当役員の竹田 幸司氏が登壇し、PHR(パーソナルヘルスレコード)を活用した次世代の健康管理の可能性と、多様なニーズに応える新しい健康ライフスタイルの実現を提案しました。後半は、会場の子どもたちの質問に答える形式で、両名によるトークセッションを実施。未来の医療への展望を子どもたちに強く伝えました。

原爆投下から80年 – 医師から視たヒトの健康のありかた

22日(金)15時からは、原爆投下から80年という節目を迎えるにあたり、被爆者の診療・治療を続けてきた広島大学 原爆放射線医科学研究所 教授 東 幸仁氏を迎え、放射線が人体に与える影響などについて講演を行いました。講演の中では、BLUE OCEAN DOMEが掲げる「海洋資源の持続可能な活用」と関連して、放射線を活用した海洋生物の保全についても語られました。講演後には、サラヤ株式会社の板良敷氏が登壇して、東氏とのトークセッションや、子どもたちからの質問に回答し、放射線に対する理解を深める機会を創出しました。


▼イベントの模様はYouTube〈BLUE OCEAN DOME 公式チャンネル〉で公開中です。ぜひご覧ください。

【#100】私たち人間はどこから来たのか、そしてどこに行くのか?(ZERI JAPAN/特定非営利活動法人 医学を科学で考える会/サラヤ株式会社/沢井製薬株式会社)

【#101】海と人の未来をつなぐ健康社会の創造 (ZERI JAPAN/特定非営利活動法人 医学を科学で考える会/サラヤ株式会社/沢井製薬株式会社)

【#102】未来の医療 -サラヤが目指すもの、サワイのPHRと未来の健康管理-(ZERI JAPAN/特定非営利活動法人 医学を科学で考える会/サラヤ株式会社/沢井製薬株式会社)

【#103】原爆投下から80年 – 医師から視たヒトの健康のありかた(ZERI JAPAN/特定非営利活動法人 医学を科学で考える会/サラヤ株式会社/沢井製薬株式会社)