
海の蘇生をテーマとする「BLUE OCEAN DOME」では、6月8日(日)の世界海洋デーに「BLUE OCEAN FES.」を開催しました。会場となったのは、大阪・関西万博会場内の「EXPOアリーナ(Matsuri)」です。最大約16,000人を収容できる屋外イベントスペースでは、音楽ライブに加え、魚介類を中心としたバラエティ豊富なグルメ、海をテーマにしたワークショップなども出店。会場には多くの来場者が訪れ、楽しみながら海洋環境の現状に触れる機会となりました。
1日限りの海のお祭りが開催
Neo☆Starsがオープニングを飾る




世界海洋デーには、多くの国や地域で海洋環境保護に関する様々なイベントが開催され、世界中の人々が海と人とのつながりや海洋の重要性を再認識する日となっています。そこで「BLUE OCEAN FES.」では、海と人とのつながりをイメージし、来場者に再生ブラスチックでできたオリジナルの帽子を5,000部限定で配布しました。オリジナルの帽子を被った来場者が埋め尽くした会場は、海洋の重要性を再認識する世界海洋デーに相応しい光景となりました。
「BLUE OCEAN FES.」のオープニングアクトとして登場したのは、日本の元気の象徴である80年代アイドルのほか、モノマネタレント、アスリートなどで結成された合唱団「Neo☆Stars」です。エンターテイメントと社会貢献の両輪で活動する「Neo☆Stars」は、メンバー全員が「BLUE OCEAN FES.」をイメージした衣装で登場し、往年のヒット曲や海にまつわる楽曲を合唱しました。「海や地球を守りたい」という想いを込めて歌った全4曲のステージ。会場は、「Neo☆Stars」の歌声にあわせて一体となり、来場者みんなが笑顔で盛り上がりました。
メインステージとしてFM802とタイアップした「FM802 SPECIAL LIVE」では、海と関わりが深いアーティストや大阪・関西にゆかりのあるアーティストがスペシャルライブを披露しました。ライブの途中には、ZERI JAPAN理事長の更家悠介がステージに上がって、来場者に海洋問題やその取り組みについて話すシーンもあり、1日限りの「海のお祭り」はボルテージが最高潮になりました。
海とのつながりを感じ・学べるブースを出展




ライブのお祭りムードを盛り上げるように会場内には、魚介グルメが堪能できるキッチンカーのほか、海洋プラスチックを再生利用した製品の展示販売やワークショップのブースを設置しました。「長崎県対馬市」のブースでは、島に漂着したロストルアーを用いたワークショップや廃材アート作品を展示。「Fisherman JAPAN」は、環境に配慮して育てられた魚介類で作る、魚串や蒸し牡蠣などのサステナブルシーフードを販売しました。その他にも、水中ドローン操縦や海洋ごみをアップサイクルしたカラビナ作りなどがあり、参加者が体験を通して海の問題や様々な団体の取り組みについて知ることができる場としました。
海への願いが込められた「UMI-EMA」プロジェクト


「BLUE OCEAN INITIATIVE」のブースでは、役目を終えた廃漁具を再生した「UMI-EMA」の販売を行いました。クロマグロやウミガメ、ジンベイザメなど、可愛らしいイラストが描かれた全5種類の絵馬には、乱獲や海洋プラスチックといった海が抱える問題を伝えるメッセージが添えられています。このように海への想いや誓いを込めた「UMI-EMA」は、海の神として知られる住吉大社でお祓いが行われており、以降は住吉大社での販売を予定しています。
BLUE OCEAN DOMEを飛び出して、多くの人にパビリオンのテーマである「海の蘇生」について伝えることができた今回の「BLUE OCEAN FES.」。音楽や食、そして様々な体験を通して、海について考え、具体的な行動を起こすきっかけとなる、海洋環境保護イベントになりました。