苫小牧 全国初のCCS特定区域に指定

今年2月21日、経済産業省が全国で初めて北海道苫小牧市の一部区域をCCS(Carbon dioxide Capture and Storage, CO2の回収・貯留)のための試掘と貯留作業ができる特別区域に指定しました。

苫小牧では2012年度から実証試験設備の設計・建設・試運転などが行われ、2016年度から地中へのCO2圧入を始めました。2019年11月には累計30万トンの圧入を終えて、その後はモニタリングが続けられて来ました。

特別地域に指定されたことを受けて今後は事業者の公募を行い、地下の地層が貯留層であるかどうかを調査するための試掘を行なっていきます。苫小牧では2030年からCCS事業を開始できるように検討を進めています。

苫小牧で行われて来た実証試験についての説明資料があります。写真と図を見るだけでも、この事業の壮大さが垣間見えますね。

「苫小牧におけるCCS大規模実証試験 ご説明資料」(2022年10月17日、日本CCS調査株式会社)

さて、関東学院大学の主催で、「環境課題をビジネスチャンスに」というテーマでシンポジウムが開催されるのでご案内します。

名称:  共同シンポジウム「環境課題をビジネスチャンスに
    ~カーボンニュートラルが拓く新規ビジネスの可能性~」

日時:  2025年3月14日(金)15:30~17:00
会場:  関東学院大学 横浜・関内キャンパス(横浜市)
主催:  関東学院大学
参加費:  無料

主な内容:  下記HPより抜粋  

○開会挨拶
菅井 忠彦 公益財団法人横浜企業支援財団 理事長
○パネルディスカッション
「環境課題をビジネスチャンスに」~カーボンニュートラルが拓く新規ビジネスの可能性~
パネリスト:
・川上 悟史/経済産業省イノベーション・環境局 大学連携推進室 室長
・男澤 誠/株式会社スリーハイ 代表取締役
・友野 和哲/関東学院大学 理工学部 理工学科 応用化学コース准教授
ファシリテーター
・小山 嚴也/関東学院大学 学長・経営学部経営学科 教授

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