AIでボディーガードを探す

生物の多様性って、面白いもんだな、と改めて思った研究がありました。

横浜市立大学:生物多様性の力で虫害を防ぐ
~混ぜて植えるべき植物の遺伝子型ペアをゲノム情報から予測~(2024年10月7日)

さらっと「真夏の野外で6,400植物の上の昆虫を延べ52,007匹観察し、DNA情報と機械学習で虫害を予測。」なんて書いてありますが、すごい数ですよね。詳細の方に書かれていますが、やはりこれは大変な実験だったようですね。

ゲノム情報と機械学習で予測して、同じ種の別系統のものからちょうどいい組み合わせを見つけ、それを隣り合わせに植えることで、農薬に頼らずに虫害を18-30%減らすことに成功したというものです。

人間だったら、「なんかあの人、体が大きくて強そうだからボディーガードになってもらえそうだね」なんて、見た目で考えてしまうわけですが、これは遺伝子の違いをもとにして、自分にあったボディーガードをAIを使って見つけ出すという感じですね。なんだか面白いですね。

さて、日本自然保護協会が生物多様性に関するセミナーを開催するので、ご案内します。

名称: 企業向け生物多様性セミナー2024 第3回「生物多様性最新話題!COP16から読み解く企業 と生物多様性の未来予想図」
日時: 2024年11月28日(木)12:00~13:00 
会場: オンライン 
主催: 公益財団法人 日本自然保護協会
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

話題提供:
「企業と生物多様性の関係と本セミナーについて」
日本自然保護協会

話題提供:
「COP16から読み解く企業と生物多様性の未来予想図」
日本自然保護協会 / 国際自然保護連合日本委員会事務局長 道家 哲平

質疑応答、セッション

詳しくはこちらをご覧ください。