人工光合成 ノーベル賞級

太陽光を使って水を水素と酸素に分離し、さらに水素と二酸化炭素を合成してプラスチック原料になるオレフィンなどの化学品を合成する人工光合成技術。2025年度には信州大学が世界最大級の実証施設を作り、水素を安く大量生産できる技術を追求していきます。

この技術の源流は1967年に、酸化チタンに光を当てると周囲の水が酸素と水素に分かれる、のちに「本多・藤嶋効果」と呼ばれる現象が発見されたことに始まります。やがて信州大学の堂免一成教授が1980年にチタン酸ストロンチウムの粉末を使って水を分解することに成功し、大量生産システムの開発に先鞭をつけました。

その堂免教授が先日、「クラリベイト引用栄誉賞」を受賞しました。イギリスの学術情報サービス会社「クラリベイト」が、世界6100万本の研究論文の引用回数などを分析して、ノーベル賞の受賞が有力視される研究者に贈られるものです。

NHK:“ノーベル賞有力視の研究者22人”英学術情報サービス会社発表

新たな研究、発見、開発によって、未来がひらけていくのはいいですね。

さて、読売新聞社の主催で行われるカーボンニュートラルに関する講演会をご案内します。

名称: 読売カーボンニュートラル・デイ vol.4
2050年の脱炭素社会実現に向けて、私たちが今できることを考える

日時: 2024年9月27日(金)14:00〜17:00 
会場: オンライン 
主催: 読売新聞社
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

【オープニングトーク】 脱炭素社会の実現に向けた道筋
脱炭素成長型経済構造移行推進機構 理事長
筒井 義信 氏

【セッション1】 AZEC・GXリーグ発足から1年 官民連携で実現するカーボンニュートラルの未来

経済産業省 産業技術環境局 環境政策課 環境経済室 室長補佐
中山 竜太郎 氏

株式会社東京証券取引所 カーボン・クレジット市場整備室長 
松尾 琢己 氏

資源エネルギー庁 長官官房国際課 課長補佐 
戸矢 通義 氏

【セッション2】 GX、先進技術導入で大規模な省エネ

一般社団法人環境共創イニシアチブ 事業第1部 部長
長尾 智一 氏

【セッション3】 森林活用の今後 木造建築の今

建築家
坂 茂 氏

林野庁 木材利用課 課長
難波 良多 氏

三菱地所株式会社 関連事業推進部長 兼 木造木質化事業推進室長
森下 喜隆  氏

株式会社日建設計 設計監理部門設計グループ ダイレクター 兼
テックデザイングループ Nikken Wood Lab ダイレクター
大庭 拓也 氏

【セッション4】 街・暮らしから考える脱炭素。生活と繋がる脱炭素の取り組みとは

環境省デコ活応援隊長(脱炭素ライフスタイル推進室長)
島田 智寛  氏

森ビル株式会社 都市開発本部 計画企画部 環境推進部 部長
武田 正浩  氏

NTT コミュニケーションズ株式会社 ソリューションサービス部 イノベーションオフィサー
熊谷 彰斉  氏

コーディネーター:フリーアナウンサー 政井マヤ 氏

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