トマト生産 ロボットと共に

2021年に農林水産省が「みどりの食料システム戦略」をまとめました。

たくさんの目標が掲げられていて、ひとつひとつを見ていくと、どれもこれも重要なものばかりなのですが、目移りして目が回ってしまうので、3つだけ拾い出してみます。

・温室効果ガス「2050年までに農林水産業のCO2ゼロエミッション化の実現を目指す」

・有機農業「2040年までに、主要な品目について農業者の多くが取り組むことができるよう、次世代有機農業に関する技術を確立する」

・再生可能エネルギー「2050年カーボンニュートラルの実現に向けて、農林漁業の健全な発展に資する形で、我が国の再生可能エネルギーの導入拡大に歩調を合わせた、農山漁村における再生可能エネルギーの導入を目指す」

農業従事者が高齢化していて、次世代の農業の担い手が少なくなっている状況もあり、農業の省力化・効率化・脱炭素化を進める重要性が高まっています。

そんな中、愛知県に拠点をおく株式会社トクイテンは、AIとロボットを使ってトマトの有機栽培の自動化に挑戦しています。肥料や農薬の散布、収穫などの作業をロボットで行えるよう、開発を進めています。デモ動画を見ると、動く速さは人間と比べたらのんびりしていますが、それでも人間の負担を減らしてくれる可能性が見えてきて、期待がふくらみますね。

動画:トクイテン農業ロボット複数台走行デモ 2023年

5年後、10年後は、生産者の写真にこうしたロボットたちも一緒に映るようになるんだろうな、と想像すると、ちょっと楽しいですね。

さて、そんなトクイテンの代表取締役の豊吉氏も登壇するセミナーが開催されるのでご案内します。

名称: セミナー「脱炭素」を実現する!次世代農業ビジネスの最前線 
    - 社会課題の解決へ挑戦する企業の農業参入 –

日時: 2024年9月26日(木)15:00~16:00 
会場: オンライン 
共催: 株式会社NEWGREEN、株式会社トクイテン
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

2025年カーボンニュートラルの実現に向けた、新規事業の検討・参入が増加しています。その中でも、既存事業とのシナジーを考慮した新規事業としての「農業参入」を検討する企業も少なくありません。そこで、各分野で最新の技術やテクノロジーを活用した支援や農業を行う株式会社NEWGREENと株式会社トクイテンにて、共同で最新の取り組みや事例を公開するセミナーを実施いたします。

第一講座:「AI・ロボットを活用した次世代農業のオーガニックトマト栽培」
株式会社トクイテン 代表取締役 豊吉隆一郎

第二講座:「高単価販売と低コスト栽培で実現する”これから”の水稲農業」
株式会社NEWGREEN 代表取締役COO 中條大希

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