口にするときは慎重に”S-B-T”

少し気を抜くと”BTS”と言ってしまいそうなので、用心しなければなりません。「科学的根拠に基づく目標」(Science Based Targets)を意味する”SBT”のことです。企業が設定する温室効果ガス排出削減目標で、5年から15年先を目標に、パリ協定が求めるレベルと整合したものです。

カーボン・ディスクロージャー・プロジェクト(CDP)、国連グローバルコンパクト(UNGC)、世界資源研究所(WRI)、世界自然保護基金(WWF)が共同で運営するイニシアチブです。企業がSBT認定を受けると、脱炭素化に貢献していることを社会にアピールできて信頼を得られます。

WWFジャパンによると、2024年3月時点で世界全体で7,659社、日本企業で1,013社が認定を取得、あるいは取得することを約束(コミット)しています。2023年3月時点での日本企業の認定企業とコミット企業は合計202社だったので、なんと5倍に増えています。

環境省のサイトにSBTの概要や手続き、認定基準などに関する資料があります。230ページもあってめまいがしそうですが、とりあえず気になるところだけ目を通してみるのがいいですね。

環境省 SBT(Science Based Targets)について

さて、このSBT認定に関するウェビナーが開催されるので、ご案内します。

名称: 中小企業向け・脱炭素経営WEBセミナー「SBT認定で掴む新たなビジネスチャンス」
日時: 2024年9月4日(水)14:00~15:00 
会場: オンライン 
共催: OSAKAゼロカーボン・スマートシティ・ファウンデーション(OZCaF)、株式会社ディエスジャパン
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

SBT認定に向けた具体的なステップから、脱炭素経営がもたらすビジネスチャンスまで幅広く解説。

登壇者:加島源大氏 バックキャストテクノロジー総合研究所営業課長

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