新しいことを知った時に「これは一言で言うとなんだろう?」と自問自答することが時々ありますが、この場合は「資源循環を競争力ある産業にするための法律」だと捉えてみました。
今年5月に成立した「再資源化事業等高度化法」のことです。
環境省のサイトに図や写真を盛り込んだ概要があります。
(資源循環の促進のための再資源化事業等の高度化に関する法律案の概要)
中心に据えられているのは「再生材の質と量を確保」という言葉です。廃棄物の分別・収集を広域的に行い、「分離・回収の設備」や「温室効果ガス削減効率の高い設備」の設置を促進していきます。
廃棄物処理の許可はこれまで、その事業を行う自治体ごとに必要でした。これはなかなか面倒ですよね。しかしこの法律では、国の認定があれば自治体の枠を超えた広範囲で収集ができるようになります。資源循環をもっと活発に行えるように促進していこう、というわけですね。
脱炭素化のためにも大切ですが、ほとんどの地下資源を輸入に頼る日本ですから、経済安全保障の観点からも大切なことですよね。また、新しい産業が地方の活性化にも貢献しそうです。
こうした動きがビジネスにどんな変化をもたらすか。そんな観点からのセミナーが開催されますのでご案内します。
名称: オンラインセミナー「再資源化事業等高度化法がもたらすビジネスの変革」(録画配信)
日時: 2024年8月6日(火)10:30~12:00
会場: オンライン
主催: 株式会社JEMS
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
本セミナーでは、再資源化事業等高度化法を解説し、動脈側の皆様が脱炭素化と再生資源の質と量の確保等の資源循環の取組を一体的に促進するための取り組みや方法についてのポイントをご紹介します。
「再資源化事業等高度化法がもたらすビジネスの変革」
環境省 環境再生・資源循環局 総務課制度企画室 室長補佐 渕田 祐介 氏
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