黒鉛+窒素ガスで蓄熱 

「蓄熱」もいろいろな方法があるものだな、と改めて思いました。ベンチャー企業のブロッサムエナジーが、熱容量が大きい黒鉛を使った蓄熱式ボイラーのコンセプトモデル機を6月28日に公開しました。

再生可能エネルギー由来の電力で黒鉛ブロックを加熱してエネルギーを貯蔵。熱の需要にあわせて、ブロックを貫通する穴に窒素ガスを通します。穴を通過するときに加熱された窒素ガスがスチームボイラーに入って蒸気を供給する、という仕組みです。冷えた窒素ガスは循環してまたブロックで加熱されて…、という過程を繰り返すというわけです。来年5月には広島県の温浴施設に初めて導入することが決まっています。

ブロッサムエナジーのCEO濱本氏がこの技術について話している動画がありますので、参考にしていただければと思います。

Business Insider Japan: 次世代原子炉ベンチャーもう一つの顔「熱のバッテリー」が脱炭素最後のピースを埋める

さて、ヒートポンプと蓄熱に関するシンポジウムが開催されますので、ご案内します。

名称: 第21回 ヒートポンプ・蓄熱シンポジウム
日時: 2024年7月22日(月)13:00~17:25 
会場: 国際ファッションセンタービル(墨田区)/オンライン 
主催: 一般財団法人 ヒートポンプ・蓄熱センター
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

特別講演:芝浦工業大学 副学長(システム理工学部 教授) 磐田 朋子 氏

・パネルディスカッション
《コーディネーター》
・名古屋大学 施設・環境計画推進室・副室長 教授 田中 英紀 氏 
《パネリスト》
・東京電力エナジーパートナー株式会社 法人営業部 DR推進グループマネージャー 小林 淳 氏
・森ビル株式会社 設計部 設備設計部 設備設計3グループ 課長 浅利 直記  氏
・アズビル株式会社 ビルシステムカンパニー マーケティン 
 本部IBシステム部 IBソリューショングループ マネージャー 太宰 龍太 氏

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