人間のウェルビーイング

いま、グリーンボンド(移行債)を原子力発電の活用のために発行するケースが増えています。

「原発に環境債、欧米で拡大 米大手など4社の発行額5300億円 電力需要増へ資金調達」
(日本経済新聞:2024年5月18日)

「原発対象の移行債、九州電が日本初の起債へ−安全対策に300億円」
(ブルームバーグ:2024年5月27日)

そして、燃料であるウランの価格も高騰しています。
「AI投資熱、「原発」に波及 燃料ウランは1年で7割高」
(日本経済新聞:2024年4月27日)

EV(電気自動車)やAI(人工知能)の登場と普及で、これからますます電力が必要になります。そんな中、原子力発電の位置付けも変わって来ました。議論が絶えないテーマだと思います。「必要性」が出発点の時、ひとつの景色が見えます。しかし「持続可能性」を出発点にするとまた別の景色が見えるような気もします。

6月に行われる国連大学のイベントで「持続可能性の推進に向けたシナジー」というテーマでパネルディスカッションが行われます。どんなことが取り上げられるのか、興味深いです。

名称: 国連大学サステイナビリティ高等研究所 10周年記念イベント
    「持続可能性の推進に向けたシナジー」

日時: 2024年6月19日(水)13:00〜16:00 
会場: 東京国立博物館/オンライン 
主催: 国連大学サステイナビリティ高等研究所(UNU-IAS)
参加費: 東京国立博物館への入館料1,000円のみ必要

主な内容:下記HPより抜粋 

開会挨拶
・チリツィ・マルワラ(国連大学 学長)
・金井正彰(外務省 国際文化交流審議官(大使))
・渡辺正実(文部科学省 国際統括官)

パネルディスカッション「SDGsの推進に向けたシナジー創出の道のり」

モデレーター
ジョンウィー・パク(UNU-IAS アカデミック・プログラム・オフィサー)

パネリスト
・竹本和彦(OECC 理事長、元UNU-IAS所長)ビデオメッセージ
・竹本明生(UNU-IAS プログラムヘッド)
・渡辺綱男(UNU-IAS 研究員)
・Fatima Denton(UNU-INRA 所長)
・メリッサ・ゴッダール(イェール大学、UNU-IAS評議委員)

パネルディスカッション「人新世における持続可能性の未来—
人間の安全保障アプローチからプラネタリーヘルス、人間のウェルビーイングへ」

モデレーター
勝間靖(UNU-IAS アカデミックプログラムアドバイザー)

パネリスト
・シャオメン・シェン(国連大学欧州副学長、国連大学環境・人間の安全保障研究所所長)
・武内和彦(IGES 理事長)
・沖大幹(東京大学 総長特別参与)
・山口しのぶ(UNU-IAS 所長)

閉会挨拶
白波瀬佐和子(国連大学 上級副学長)

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