テレビのクイズ番組などで、日本各地にある観光名所や文化遺産の名前をすらすら答える人たちを見ると、すごいなと思います。そこでひとつ、よし、これくらいは覚えておこう、と思ったものがあります。
「日本で最初に国立公園に指定されたのは、どこか?」です。
調べてみました。今から90年前の1934年3月16日、国立公園法によって最初に国立公園に指定されたのは、
・瀬戸内海国立公園
・雲仙国立公園
・霧島国立公園
の三箇所です。瀬戸内海、雲仙、霧島。どれも馴染みある地名ですから、覚えやすいですよね。
その後も最北は利尻礼文サロベツ国立公園から、最南の西表石垣国立公園まで、多くの国立公園が指定され、現在は34箇所になっています。環境省のサイトに国立公園の一覧があります。写真が多くて説明は簡潔なので、なかなか見やすいですよ。
環境省:日本の国立公園
最初の三つの国立公園の特徴を少し拾ってみました。
・瀬戸内海国立公園
陸海を含めると90万ha を超える、国内最大の国立公園。
・雲仙国立公園(現在は雲仙天草国立公園)
地獄の温泉と大小120の島々。火山景観と海洋景観の大展望。
・霧島国立公園(現在は霧島錦江湾国立公園)
20以上の火山。火口湖、噴気、温泉、高原。そして桜島。
こんな写真などを見ていると、また機会を見つけてどこかに行ってみたいな、と思います。その場に行ってみて初めて体感できるものがありますからね。
さて、この国立公園の誕生90周年を記念して放送されるNHKの番組をご案内します。
「国立公園90周年 大自然スペシャル ネイチャーポジティブな未来へ」
放送予定: 3月16日(土)BSP4K 午後 6:30- 7:30
再放送予定 3月28日(木)BSP4K 午前11:00-12:00
(*受信するには4K放送に対応したテレビまたはチューナーが必要)
出演:
柴咲コウ(俳優・歌手/環境特別広報大使)
石川直樹(写真家・登山家)
ハンス・J・シェルンフーバー(ポツダム気候影響研究所 名誉所長)
主な内容:
気候危機を食い止め、生物多様性の保全に役立つネイチャーポジティブ(自然再興)の鍵を握る日本の国立公園は3月16日に設立90周年を迎える。
・環境特別広報大使の柴咲コウさんが阿蘇を訪ね、カルデラの絶景や草千里を満喫、サステナブルツーリズムを体感!
・写真家の石川直樹さんは日本初の国立公園・瀬戸内海へ
・雲仙や霧島の魅力も交え、最初に指定の12公園の美しい四季の映像を一気に蔵出し!
・国立公園誕生秘話にも迫る特番
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