熱い温泉でも平気 「皇帝のエビ」の謎

「おいおい、こっちは42度でも熱くて、長くは入ってられないっていうのに…」
そんなことを思った記事がありました。ペルー北部に、インカ帝国最後の皇帝アタワルパが好んで利用していた「インカの温泉」があります。今も地元住民や観光客が利用する大きな温泉です。そこに住むヨコエビは「皇帝のエビ」と呼ばれ、ペルーの切手の絵柄にも使われているほど知られています。

11月、広島大学とペルーのカハマルカ大学が行った調査の結果が発表されました。それによると、このヨコエビは、52.1度の水温でも生息できるのだそうです。52度ですよ。私も温泉は好きですが、42度でもちょっと熱くて長くは入っていられません。なのにこのヨコエビは、それより10度も高い温度の中で生きていられる。これはどういうことなんでしょう。不思議でなりません。

高温に耐えられる仕組みはまだ分かっていないそうですが、それが解明されれたら、冷水環境を好む水生生物を温暖化による水温上昇から守ることについて何かヒントが得られるかもしれません。面白いですね。

温暖化に歯止めをかけるために先日ドバイで開催されたCOP28。自然エネルギーを3倍に増やすことが目標に掲げられました。それは実現可能なのでしょうか。どんな課題があるのでしょうか。そんなことがテーマのセミナーが開催されるので、ご案内します。

名称: 自然エネルギー財団 新春セミナー
    自然エネルギー3倍化の展望 COP28決定を受けて

日時: 2024年1月17日(水)15:00~17:00 
会場: 虎ノ門ヒルズフォーラム(東京都港区)
主催: 公益財団法人 自然エネルギー財団
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋(日英同時通訳あり)

報告1 「世界における自然エネルギー3倍化の展望」
 トーマス・コーベリエル 自然エネルギー財団 理事長 / チャルマース工科大学 教授

報告2 「太陽光発電コストの激減が世界を変えている」
 ロマン・ジスラー 自然エネルギー財団 上級研究員

報告3 「2030年にCO2排出ゼロへ、先進企業の自然エネルギー調達」
 石田 雅也 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(ビジネス連携)

討論&QA 「日本における自然エネルギー3倍化の可能性と課題」
 相川 高信 自然エネルギー財団 上級研究員
 大林 ミカ 自然エネルギー財団 事業局長
 木村 誠一郎 自然エネルギー財団 上級研究員

閉会挨拶
 大野 輝之 自然エネルギー財団 常務理事

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