化石燃料からの「脱却」 とにかく一歩前進

ドバイで行われていたCOP28は、「化石燃料からの脱却をこの10年間に加速する」などと明記された文書を採択し、12月13日に閉幕しました。

合意文書の表現をめぐり、化石燃料を「段階的に廃止」すべきであると考える国々からは、「脱却」では不十分であるとの批判がありました。その一方で、過去の会議で合意できたのが「石炭火力発電の段階的削減」だったことからすると、今回の合意の対象範囲が石油も天然ガスも含む「化石燃料全体」に広がったことを評価する声もあります。

いずれにしても、それぞれが異なる事情を抱えている多様な国々が、なんとか合意に達したわけです。小さな一歩かもしれませんが、前進ですね。

このCOP28の結果を受けて、その内容について話し合うシンポジウムが開催されますので、ご案内します。

名称: COP28報告シンポジウム
日時: 2023年1月18日(木)13:30~16:20 
会場: オンライン 
共催: 公益財団法人地球環境戦略研究機関(IGES)、一般財団法人 地球産業文化研究所(GISPRI)
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

〇開会挨拶 
高橋 康夫 公益財団法人地球環境戦略研究機関 所長

〇COP28報告 *発表者は変更の可能性がございます
加藤 淳   外務省 国際協力局 気候変動課長
青竹 寛子  環境省 地球環境局 気候変動国際交渉室長
髙濱 航   経済産業省 産業技術環境局 地球環境対策室長
増山 寿政  林野庁 森林利用課 森林吸収源情報管理官

〇質疑応答(事前質問に対する回答形式)
(モデレーター)
前川 伸也 一般財団法人 地球産業文化研究所 地球環境対策部 部長 (パネリスト)
加藤 淳、青竹 寛子、髙濱 航、増山 寿政 

〇閉会挨拶
蔵元 進  一般財団法人 地球産業文化研究所 専務理事

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