メキシコではサボテンはポピュラーな食材で、ジュースにしたり、焼いたり、シチューにしたり、さまざまな形で食されています。食物繊維やカルシウムも豊富で、コレステロールや血糖を低下させるなど、健康に良い効果があるそうです。乾燥した環境でも強かに育つサボテンは、メキシコの農園でも野生でもたくさん生えています。
そんなサボテンから皮革の代用となる素材「デセルト」(Desserto)を生み出したベンチャー企業があります。
サボテンの粉末を液状にして、伸ばして…。どんなふうに作られているのか、動画がありますので、ちょっと見てみると面白いですよ。
ハンドバッグから車のシートまで、応用範囲は多彩です。環境への負荷が小さく、自然に還る素材を使っていることから、持続可能性のある素材として注目されています。サボテンが身近にあるメキシコならではのイノベーションですね。持続可能な社会への道筋にはさまざまなアプローチがあるんだな、と改めて感じます。
脱炭素社会の実現に向けたシナリオについてのシンポジウムが開催されますので、ご案内します。
名称: 2023年度 JST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業シンポジウム
「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」
日時: 2023年12月4日(月)13:00~14:30
会場: 東京大学/オンライン
主催: JST-低炭素社会実現のための社会シナリオ研究事業
「カーボンニュートラル移行の加速に向けた総合知に基づく社会シナリオ」
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
開会挨拶 杉山正和 研究代表〔東京大学先端科学技術研究センター 所長・教授〕
来賓挨拶 轟 渉 〔文部科学省 研究開発局 環境エネルギー課 課長〕
< 講演 >
基調講演
「カーボンニュートラル実現に向けた需給両面での対策とそのシナリオ分析」
秋元圭吾 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 システム研究グループ グループリーダー・主席研究員
プロジェクト代表講演
「シナリオの多様性とは?」
杉山正和 東京大学先端科学技術研究センター 所長・教授
パネルディスカッション
パネリスト:
秋元圭吾 公益財団法人地球環境産業技術研究機構 システム研究グループ グループリーダー・主席研究員
杉山正和 東京大学先端科学技術研究センター 所長・教授
菊池康紀 東京大学未来ビジョン研究センター 准教授
大友順一郎 東京工業大学環境・社会理工学院 教授
藤森真一郎 京都大学大学院工学研究科 教授
亀山康子 東京大学大学院新領域創成科学研究科 教授
モデレータ:
杉山昌広 東京大学未来ビジョン研究センター 准教授
質疑応答・ディスカッション
< 閉会 >
講評 森 俊介 PO 東京理科大学 名誉教授
閉会挨拶 杉山昌広 東京大学未来ビジョン研究センター 准教授
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