第32回クリーン・コール・デー国際会議

9月5日は「クリーン(9)」と「コール(5)」で、「石炭の日」(クリーン・コール・デー)です。1992年に、当時の通商産業省の呼びかけがきっかけで、日本鉄鋼連盟・電気事業連合会・日本石炭協会など8つの関連団体で構成されるクリーン・コール・デー実行委員会によって制定されました。

石炭と人類の関わりは古く、紀元前4000年ごろにはすでにギリシャで鍛冶屋の燃料として使われていたそうです。いま、地球温暖化に影響を与えることから、石炭の利用についてはなかなか厳しい状況がありますが、その安定的な供給性や経済性は捨て難い利点なんですよね。高効率で環境にやさしいクリーン・コール技術の開発もすすめられていますので、今後の展開を注視していきたいですね。

カーボンフロンティア機構(JCOAL)が主催する第32回クリーン・コール・デー国際会議とシンポジウムについてご案内します。

名称: 第32回クリーン・コール・デー国際会議
    「ゼロエミッションを目指した脱炭素化技術の取り組み」

日時: 2023年9月5日(火)9:00〜17:50
会場: 大手町プレイスカンファレンスセンター /オンライン
主催: 一般財団法人 カーボンフロンティア機構(JCOAL)
参加費: 無料

主な内容: 下記HPより抜粋 

・開会セッション
開会辞
一般財団法人カーボンフロンティア機構(JCOAL) 会長
北村 雅良

共催辞1
経済産業省(METI)資源エネルギー庁(ANRE) 資源・燃料部 資源・燃料部長
定光 裕樹

共催辞2
国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 理事
和田 恭

特別講演 I
IEA国際持続的炭素センター(ICSC/International Centre for Sustainable Carbon) 代表
Dr. Andrew Minchener OBE
COP28を控えた世界のカーボンニュートラルへのパス(仮)

・セッション I
カーボンニュートラルを目指した各国におけるゼロエミッションの必要性〜政策動向

モデレーター:国立指定大学法人東京大学 公共政策大学院 特任教授
有馬 純

講演-1 (国際機関)
アセアンエネルギーセンター(ASEAN Centre for Energy/ACE) 所長
Dr. Nuki Agya Utama
アセアンはゼロエミッションへ今後どのように進んでいくのか(仮)

講演-2 (ドイツ)
欧州発電協会(VGBE Energy e.V.) 代表
Dr. Oliver Then
欧州発電業界におけるゼロエミッションへ向かうための方策〜政策と現状

講演-3 (中国)
中国石炭加工利用協会(CCPUA) 理事長
Zhang Shaoqiang
中国の発電業界におけるゼロエミッションへの方策(仮)

講演-4 (米国)
ワイオミング州エネルギー局ワイオミング総合テストセンター 所長
Jason Begger
米国のエネルギーのゼロエミッションへの方策(仮)

講演-5 (インド)
電力庁(Ministry of Power (MOP)) 中央電力庁(Central Energy Authority (CEA))
インドにおけるゼロエミッションの方策(仮)

特別講演 II
電源開発株式会社(J-POWER) 取締役副社長執行役員
笹津 浩司
J-POWER Genesis戦略のもと、新竹原での取組み〜移行期及び未来への貢献(仮)

・セッション II パート I
エネルギー移行期の初期段階における技術動向
〜短期における燃焼技術等を用いた取組み;バイオマス/アンモニア
モデレーター:国立大学法人東海国立大学機構岐阜大学 名誉教授
守富環境工学総合研究所 (Meel) 所長
守富 寛

講演-1 (日本)
出光興産株式会社執行役員 石炭・環境事業部長
吉田 有三
ブラックペレット等を用いた移行期及び将来への貢献〜GXへの貢献(仮)

講演-2 (日本)
株式会社IHI
IHIが考えるアンモニア混焼・バイオマス混焼が移行期に貢献する姿(仮)

講演-3 (英国)
Drax Group Chief Sustainability Officer Sustainability (interim)
Alan Knight
Drax社による持続性バイオマス燃料に対する挑戦

・セッション II パート II
エネルギー移行期の初期段階における技術動向
〜中長期におけるCO2有効利用技術等を用いた取り組み;CR、CCUS/CCS、産業間連携、水素等

モデレーター:指定国立大学法人京都大学 名誉教授
深田地質研究所 (FGI) 顧問
松岡 俊文

講演-1 (米国)
ワイオミング州立大学 エネルギー資源学科長 教授
Prof. Dr. Holly Krutka
米国におけるCO2削減のためのCCUSハブ〜新たな取組み(仮)

講演-2 (国際機関)
グローバルCCSインスティテュート(Global CCS Institute (GCCSI)) 代表
Jarad Daniels
世界のCCS動向〜現状の紹介と今後の見通し(仮)

講演-3 (日本)
川崎重工業株式会社(KHI) 執行役員 水素戦略本部 副本部長
山本 滋
KHIが取組む水素事業(仮)

講演-4 (豪州)
ビクトリア州雇用・技能・産業・地方省 カーボンネットプロジェクト プロジェクトディレクター
Jane Burton
ビクトリア州におけるCCUSプロジェクト更新情報〜カーボンネットプロジェクト(仮)

講演-5 (日本)
指定国立大学法人東京大学 環境安全研究センター 教授
辻 佳子

・セッション III シンポジウムラップアップ
モデレーター:国際大学(IUJ) 副学長 国際経営学研究科教授
橘川 武郎 パネリスト1 :国立指定大学法人東京大学 公共政策大学院 特任教授
有馬 純 パネリスト2 :IEA国際持続的炭素センター(ICSC) 代表
Dr. Andrew Minchener OBE

閉会辞/会議総括
一般財団法人カーボンフロンティア機構(JCOAL) 理事長
塚本 修

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この国際会議に合わせて、翌日にシンポジウムも開催されます。
「2023年度資源の安定供給と脱炭素化シンポジウム」
 開催日: 2023年9月6日(水)

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