シンポジウム 社会水文学

台風が来ると、暴風雨や洪水などの心配があります。しかしその一方で、空から大量の水という恵みが定期的に降ってくるこの仕組みがなかったら…と想像すると、まったく地球環境というのはよくできているな、と改めて感じます。

水なしには私たちの生命も生活もありえないことを思うと、水文学(すいもんがく)という言葉がもっと注目されていいはずですよね。

水文学は、ユネスコ(国際連合教育科学文化機関)によって、このように定義されています。
「水文学とは地球の水を扱う科学、その発生、循環、分布、その物理的および化学的特性、またそれら特性の人間活動への反応を含めての物理的および生物的環境との相互作用を扱う科学である。すなわち水文学は地球上の水のサイクルのすべての歴史をカバーする分野である」

この水文学と社会を結びつけて考える「社会水文学」のシンポジウムが開催されるので、ご案内します。

名称: 日本学術会議公開シンポジウム 「ようこそ社会水文学へ  水と社会の相互作用を考える」
日時: 2023年9月3日(日)11:40〜13:10
会場: 出島メッセ長崎/オンライン
主催: 日本学術会議地球惑星科学委員会地球・人間圏分科会、地球惑星科学委員会IUGG分科会
参加費: 無料

主な内容: 下記HPより抜粋 

総合司会:小森 大輔(日本学術会議連携会員、東北大学特任教授)
開催挨拶・趣旨説明
沖 大幹(日本学術会議第三部会員、東京大学教授)

第1部 社会水文学の進展と日本での可能性
中村 晋一郎(名古屋大学准教授)

第2部  パネルディスカッション「日本における社会水文学の可能性と課題」
飯泉 佳子(日本大学准教授)
坂本 麻衣子(東京大学准教授)
高橋 そよ(琉球大学准教授)
千葉 知世(大阪公立大学准教授)
司会:檜山 哲哉(名古屋大学教授)

閉会挨拶
春山 成子(日本学術会議第三部会員、三重大学名誉教授)

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