経済産業省で2017年12月に始まった小さな委員会の第52回目が、6月21日に開かれました。
総合資源エネルギー調査会
省エネルギー・新エネルギー分科会および電力・ガス事業分科会
再生可能エネルギー大量導入・次世代電力ネットワーク小委員会
第52回
資料もあり、動画も公開されています。
この委員会が設置された目的は「再生可能エネルギーの大量導入とそれを支える次世代電力ネットワークの在り方について、政策対応の具体化に向けた検討を行う」ことです。
5年以上にわたって行われて、今回が「52回目」ということで、その期間の長さと回数の多さに驚きました。やはり、世の中で起こる大きな変化の裏側では、こうした地道な話し合いが行われているものだ、ということを改めて感じました。現在の委員の方々は以下の通りですが、第1回から委員になっている方々もいらっしゃいます。
委員長
山内 弘隆 一橋大学 名誉教授
委員
秋元 圭吾 地球環境産業技術研究機構(RITE)システム研究グループリーダー
安藤 至大 日本大学経済学部 教授
五十嵐 チカ 西村あさひ法律事務所 パートナー
岩船 由美子 東京大学生産技術研究所 特任教授
江崎 浩 東京大学大学院情報理工学系研究科 教授
大石 美奈子 (公社)日本消費生活アドバイザー・コンサルタント・相談員協会 消費生活アドバイザー
大橋 弘 東京大学大学院経済学研究科 教授
荻本 和彦 東京大学生産技術研究所 特任教授
小野 透 (一社)日本経済団体連合会 資源・エネルギー対策委員会 企画部会長代行
桑原 聡子 外苑法律事務所 パートナー弁護士
高村 ゆかり 東京大学未来ビジョン研究センター 教授
長山 浩章 京都大学大学院総合生存学館 教授
松村 敏弘 東京大学社会科学研究所 教授
松本 真由美 東京大学教養学部附属教養教育高度化機構 環境エネルギー科学特別部門 客員准教授
この他にも電力関連の方々がオブザーバーとして名を連ねています。
今回の議題は、
(1) 今後の再生可能エネルギー政策について
(2) 電力ネットワークの次世代化
(3) 再生可能エネルギーの出力制御の低減に向けて
ということで、それぞれの議題について資料が用意されています。
どんな話し合いがどんな深さで行われているのか、今後の政策の方向性はどんな感じなのか。こうした資料を見ながら、考えてみるのも面白いですね。