初めて見て、それが何かを理解して、次にはっと気がついて心を鷲掴みにされるまでに5秒ほどかかりました。埼玉県新座市(にいざし)のイメージキャラクターの「ゾウキリン」です。
アフリカの雄大なサバンナ。目に浮かぶのは、沈む夕日をバックに黒いシルエットを描くゾウ。そして、長い首をゆらゆらと揺らしながら優雅に歩くキリン…。この二つをひとつに融合したような贅沢な生きものです。
公式発表によれば、新座市のキャッチフレーズ「雑木林とせせらぎのあるまち新座市」の雑木林を”ゾウキリン”と読み間違えてやってきて新座市に住みついてしまったのだそうです。いやもう、ゾウも好きでキリンも好きな人にとっては、なんとも言えない魅力がありますね。
新座市は去年5月20日にゼロカーボンシティ宣言を表明しましたが、その取り組みの一環で、コミュニティバス「にいバス」にEVバスを一台導入し、今年5月8日から運行を始めました。このバスにゾウキリンがめいっぱい描かれています。
新座市議会議員の白井ただお氏のブログに写真が出ていますので、いちど見てみてください。
新座市に行く機会があったら、これはぜひ一度乗ってみたいですね。EVや脱炭素への関心を高めていくという意味でも、親しみの持てるこうしたアプローチは大切ですよね。
ごく最近にゼロカーボンシティ宣言を行った自治体を拾い出してみると、
3月7日 北海道 小清水町
3月28日 新潟県 上越市
5月3日 茨城県 かすみがうら市
5月23日 岐阜県 岐阜市
などがあります。
それぞれの地域の特性を生かして、地域活性化にもつながるユニークな取り組みが行われるといいですね。