優れたアスリートのそばには優れたフィジカルトレーナーがいるように、何をするにもやはり専門家がいてくれると心強いですよね。「餅は餅屋」ですね。
3月31日に環境省が、「脱炭素アドバイザー資格制度認定ガイドライン」を公表しました。
環境省:脱炭素アドバイザー資格制度認定ガイドラインの公表について
脱炭素化を進めるために必要な作業は、排出量の算定やら削減目標の設定など多岐に渡り、なかなか自力でやるのは困難です。これを専門的にアドバイスできる人材の育成を促進するために、環境省が認定を行う仕組みを作ろうというものです。
脱炭素アドバイザーは、レベルによって3つの類型を設けています。その資格取得者に求められる役割というのを抜き出してみると、こんな感じです。
類型1:
企業の脱炭素経営に対し、包括的なアドバイス(GHG排出量計測の方法、削減手法の例示、削減による排出コストの低減と移行措置コストの考え方など)を提供できること
類型2:
企業に対し、脱炭素の経営上の重要性(リスク・機会)、GHG排出量の計測方法や企業共通の削減手法を説明できること
類型3:
企業に対し、気候変動対応の必要性を説明でき、脱炭素経営・排出量削減に関する企業からの相談内容を正しく把握できること
こうした制度が充実してくると、また脱炭素化への取り組みが加速していきそうですね。
より詳しくは、こちらの資料をご覧ください。
環境省:「脱炭素アドバイザー資格制度の認定にかかるガイドライン検討会」第2回検討会資料