はやぶさ2が小惑星リュウグウから持ち帰った試料から、生命の遺伝情報を担うRNAの原料が見つかったというニュースを知り、ワクワクしています。
太古の昔、生命は海で誕生したと考えられていますが、そのなかに遠い宇宙から飛来した生命の源も入っていたかもしれないなどと想像すると、ロマンがありますよね。
海はさまざまな生命を育むと同時に、重要なCO2吸収源でもあります。2009年に国連環境計画(UNEP)が「ブルーカーボン」という報告書を発表して、その大きな可能性を示しました。
国土交通省では、日本全国にある約1000カ所の港すべてで、ブルーカーボン事業の拡大を推進するべく、藻場の整備、CO2吸収効果の検証などに取り組んでいます。対象が全ての港、というのがすごいですね。
国土交通省港湾局が出している資料「海の森 ブルーカーボン CO2の新たな吸収源」が参考になります。
さて、こちらはCO2吸収ではなく、海を使った発電の話ですが、昨年12月21日のニュースレターでお知らせした、洋上風力発電と海洋温度差発電シンポジウム(2月1日開催)の動画と資料が公開されましたのでお知らせします。
こちらで動画と発表資料が見られます。
東京財団政策研究所:【動画・資料公開】オンラインシンポジウム
「ブルーエコノミーの推進に向けて~海洋温度差発電(OTEC)からのレッスン~」
シンポジウムの内容は以下のようになっています。
・はじめに 平沼光
・研究プログラムからの報告
「ブルーエコノミーの国際動向」 小林正典
「ブルーエコノミーの国内動向」 渡邉敦
「ブルーエコノミーとしての海洋再生可能エネルギー」 平沼光
「洋上風力発電普及における社会的受容性の課題」 小林正典、渡邉敦
「社会的受容性を構築する海洋温度差発電」 池上康之
「脱炭素化に向けた海洋温度差発電の可能性」 杉本康太
・全体議論