2月8日に国際エネルギー機関(IEA)が公表した報告書(Electricity Market Report 2023)によると、今後3年間の電力供給の増加分の90%以上は再生可能エネルギーと原子力エネルギーが賄うことになるそうです。
IEA: Electricity Market Report 2023
最近、気球問題で世界の話題の中心になった中国ですが、ここでもその存在感は大きいです。2023年から2025年にかけて増加する再エネの45%以上は中国によるものです。(それに続くのはEUが占める割合は15%)
また、2025年までに中国は世界の電力消費の3分の1を占めるようになるそうです。なんともすごい話です。
一方、この期間、世界全体でみると、天然ガスと石炭による発電量はほぼ増減はないという予測です。
そして、2022年をピークに、発電によるCO2排出は2025年までほとんど伸びず、その後は減少していくことが予想されています。
さて、日本の電力の脱炭素化は今後どうなっていくのでしょうか。そんなことがテーマのシンポジウムが開催されますので、ご案内します。
名称: シンポジウム 「2035年日本の電力脱炭素化に向けた戦略」
日時: 2023年3月1日(水)10:00~12:15
会場: オンライン
共催: 米国ローレンス・バークレー国立研究所 一般社団法人 Climate Integrate
参加費: 無料
言語: 日本語・英語 同時通訳付き
主な内容:
・冒頭挨拶
リチャード ・デューク(米国国務省気候変動副特使)オンライン
1. 2035年日本レポート発表
2035年日本レポートの説明
白石 賢司 (バークレー研究所研究員 Climate Integrate理事)
2035年における米国・中国の電力システムについての解説
米国: アモール・ファドケ(バークレー研究所研究員)
中国: ジャン・リン(バークレー研究所研究員)
共同執筆者コメント
諸富 徹 京都大学 大学院経済学研究科 教授
2. コメント
高村 ゆかり 東京大学 未来ビジョン研究センター 教授
3. シナリオ実現のための政策提言
平田 仁子 Climate Integrate 代表理事
4. Q&A・ディスカッション
詳しくはこちらをご覧ください。