去年バングラデシュでは近年で最悪の洪水によって、数百万人が孤立する事態となりました。このとき住居だけでなく、農地もまた大きな被害を受けました。人々は様々な方法で生活を立て直すために日々格闘していることは想像に難くありません。そんな中、昔から洪水の多い時期に伝統的に行われてきた水上農法に回帰する動きがあるようです。
ホテイアオイなどの水生植物の茎を編んで作った筏に、キュウリ、ニガウリ、ほうれん草やオクラ、ナスなどを植えて栽培する方法です。
バングラデシュでは洪水の頻度が増しているようなので、このような手法を取り入れる農家が増えていくかもしれませんね。
さて、日本では、気候変動は農業にどんな影響を及しているのでしょうか。
京都気候変動適応センターが2月20日に行うオンラインシンポジウムをご案内します。
名称: 気候変動と農業 ~京都における課題~
日時: 2023年2月20日(月)14:00~16:00
会場: オンライン
主催: 京都気候変動適応センター
参加費: 無料
主な内容:
〇基調講演
・気候変動と種子の役割 適応的緩和への試論
京都大学大学院農学研究科研究員・名誉教授 梅津千恵子 氏
・気候変動に対応した野菜の品種育成
タキイ種苗株式会社開発部・部長 宇野浩克 氏
〇適応センターからの報告
京都気候変動適応センター・センター長 安成哲三
〇パネルディスカッション
京都の農業における気候変動
影響と適応に関する課題
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