3Eの赤信号 住宅・建築物におけるカーボンニュートラル

エネルギー政策に対する日本経済団体連合会(経団連)の基本的な考え方は、「S+3E」を基礎として、それを高度化して「3D」へ進むべきである、とされています。

「エネルギー基本計画に対する経団連の考え方」(2021年2月24日)

E:安定供給(Energy security):高品質で必要な量の安定供給
E:経済効率性 (Economy):国際的に遜色ない価格水準
E:環境性 (Environment):化石燃料依存からの脱却

S:安全性 (Safety):社会に求められる水準の安全性確保

D: 脱炭素化(Decarbonization)
D: 分散化(Decentralization)
D: デジタル化(Digitalization)

しかし現在の国内外の状況は、3つの「E」の同時達成には「赤信号が点滅している」(東京大学生産技術研究所)と言われています。そのような状況下において、住宅と建築物におけるカーボンニュートラルをどう実現していくのか。これをテーマにしたシンポジウムが行われますのでご案内します。

名称: 第17回ESIシンポジウム 住宅・建築物におけるカーボンニュートラル実現のための取り組み
日時: 2023年2月13日 13:00~17:30
会場: オンライン
主催: 東京大学生産技術研究所 エネルギーシステムインテグレーション社会連携研究部門(ESI)
参加費: 無料
主な内容:
・講演「建築物と省エネ、改正省エネ法による省エネ・エネルギー需要政策について」
  江澤 正名 (経済産業省産業保安グループ保安課長)

・講演「住宅・建築物におけるカーボンニュートラルへの取り組み」
  秋元 孝之 (芝浦工業大学 建築学部長・教授)

・講演「カーボンニュートラル時代の熱利用技術(録画講演)」
  鹿園 直毅 (東京大学生産技術研究所 教授)

・講演「ヒートポンプを取り巻く国際動向と国内寒冷地における活用拡大の可能性」
  旭 貴弘  (一般財団法人ヒートポンプ・蓄熱センター 国際・技術研究部 課長)

・講演「住宅・建築物の太陽光発電の普及策について」
  前 真之  (東京大学工学部 准教授)

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