太陽光発電と電気自動車 併用でCO2排出を4分の1に

豊富な鉱物資源と森林資源。豊かな農作物。2億7000万人の人口(世界第4位)。安定した経済成長。発展途上国の中でもインドネシアはいま、東南アジアにおいても世界においてもその存在感が高まっており、注目を集めています。

1月5日に東北大学が、屋根上太陽光発電と電気自動車用蓄電池を併用することでCO2の排出を76-77%削減できるという研究結果を発表しました。

東北大学 プレスリリース
屋根上太陽光発電と電気自動車用蓄電池の併用でCO2排出76%減を発展途上国インドネシアで実証 持続可能社会を目指す世界のひな型に

実証実験が行われたのはインドネシアのジャカルタで、こうしたシステムを活用すれば既存のエネルギーコストを3割程度安くできる可能性があるそうです。

ジャカルタは日照条件が良いため、日本よりも太陽光発電の経済性が高くなりますから、現状で同じ効果を日本で期待することはできませんが、しかし低緯度の発展途上国の都市において、脱炭素化することが経済発展に寄与する可能性を示しています。

こうした実証実験を通じて再生可能エネルギーの利点や経済性が明らかになり、説得力をもって多くの人々に受け入れられていくといいですね。