カーボンニュートラルを宣言する自治体が増えているなか、茨城県はまだ宣言を行うことができていません。日立・ひたちなか地域、鹿島臨海工業地帯などに約140の工業団地があり、のべ約2,000社が操業しており、県全体のCO2排出量に占める産業系の割合6割にも達しているため、実現へのハードルが高い状況があるようです。
そんな中でも2021年5月には「いばらきカーボンニュートラル産業拠点創出プロジェクト」を打ち出し、再エネ電力や、水素・アンモニアなどの新エネルギーのサプライチェーンの構築、エネルギー構造の転換に取り組んでCO2削減とともに新しい産業の創出を推進しています。
経産省:茨城県におけるカーボンニュートラルへの挑戦
〜カーボンニュートラルを成長の原動力に〜
そんな茨城県が主催するシンポジウムをご紹介します。オンラインで映像は12月20日から来年2月28日まで視聴可能です。
名称: いばらき脱炭素経営シンポジウム2022
公開期間: 2022年12月20日(火)09:00〜2023年2月28日(火)17:00
会場: オンライン
主催: 茨城県、いばらき水素利用促進協議会
参加費: 無料
主な内容:
基調講演
カーボンニュートラルと地域企業の対応<事業環境の変化と取組の方向性>
経済産業省 関東経済産業局 資源エネルギー環境部
カーボンニュートラル推進課長 吉田 誠氏
・カーボンニュートラルソリューションサービス
(1)脱炭素経営に向けた取組支援
株式会社常陽銀行 コンサルティング営業部 リサーチ&コンサルティンググループ
次長 服部 将人氏
(2)カーボンニュートラル社会の実現に向けた取組
株式会社日立製作所 エネルギービジネスユニット カーボンニュートラル事業部
水素事業推進室 技師 阪倉 一成氏
・中小企業のカーボンニュートラル、省エネの取組
(1)省エネルギー診断と省エネ対策
株式会社知識経営研究所 公共コンサルティング部 藤﨑 浩太氏
(2)省エネの取組
株式会社ストロング 代表取締役 平岩 隆宏氏
(3)省エネ診断と省エネ機器(コンプレッサ)の導入
株式会社エムテック 代表取締役 松木 徹氏
・グリーン新分野へのビジネスチャンス
(1)グリーン社会の実現に向けた脱炭素金属部品製造技術
株式会社大貫工業所 代表取締役社長 大貫 啓人氏
(2)廃プラ燃料を利用した温水発生ボイラの開発
株式会社エコ・イン稲敷 代表取締役 豊永 守氏
・水素の利活用促進
(1)トヨタ商用FCEV取組&水戸市水素ステーション
トヨタ自動車株式会社 国内販売店支援部 北関東支援部長 吉野 克裕氏
トヨタモビリティパーツ株式会社 茨城支社 支社長 久松 博之氏
(2)水素の利活用促進
ゼロエミッション・水素タウンにむけた水素吸蔵合金タンク開発と社会実装の取組
国立研究開発法人産業技術総合研究所/清水建設株式会社
清水建設−産総研 ゼロエミッション・水素タウン連携研究室長
兼 清水建設株式会社LCV事業本部 上席マネージャー 沼田 茂生氏
(3)カーボンニュートラルに向けた高温ガス炉および水素製造技術開発の現状
国立研究開発法人日本原子力研究開発機構 高速炉・新型炉研究開発部門
大洗研究所 高温ガス炉研究開発センター 水素・熱利用研究開発部部長 久保 真治氏
詳しくはこちらをご覧ください。