地域と共生していける再エネの導入

人は投資するとき、元金(元)から生まれる利子(子)を得ることを期待しています。しかし事態が最悪の方に転がると、利子どころか元金すら失ってしまいます。「元も子もない」というやつですね。

どうやらこれに近いことが再エネ導入の現場で時々起こっています。

環境を守るために導入するはずの再生可能エネルギーですが、その施設を設置する地域で環境破壊が起きているケースをよく聞きます。

太陽光発電を例にとると、景観悪化、森林伐採、地滑り、土壌流出、太陽光パネルの不法投棄など課題があります。適切な管理と、地域住民の理解なくしては持続可能なエネルギー対策にはなり得ませんよね。

「こ、こんなことになるなら手を出さなければ良かった…」などという結末にならないよう、そして次世代によりよい環境を残すためにも、こうした観点には気をつけたいところですね。

環境省のシンポジウムをご紹介します。以下、抜粋です。

名称: 「改正温対法に基づく再エネ促進区域の設定等に向けたゾーニングの活用について」
日時: 2022年9月1日(木)14:00~17:00
会場: 東京工業大学大岡山キャンパス /オンライン
主催: 環境省
参加費: 無料
主な内容:
・基調講演(タイトルは仮題)
  自治体によるゾーニングなど、近年の環境省の取組について
  村山 武彦 (東京工業大学環境・社会理工学院 教授)
・話題提供(タイトルは仮題)
  (1) 再エネ導入と地域の合意形成について
    丸山 康吏 (名古屋大学大学院環境学研究所社会環境学専攻環境政策論 教授)
  (2)リスクアセスメントとコミュニケーションについて
    織 朱實  (上智大学地球環境学研究科 教授)
  (3)さまざまなコミュニケーションツールの活用について
    古屋 将太 (環境エネルギー政策研究所 研究員)
・パネルディスカッション 「再エネの地域の共生とゾーニングの活用について」

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