人工知能(AI)に言葉でイメージを伝えると、それを反映した絵を描き出してくれる。そんな記事を最近読みました。創造性に関わるところは人間の領域であって、コンピューターにはできないさ…、などという考えを軽く蹴散らすような勢いで技術が進んでいきます。広がり続けるAIの可能性にワクワクしつつも、一抹の怖さも感じてしまうのは、思考が時代の変化に追いついていないせいでしょうか。
いずれにしても、技術の進歩が人類の生活を大きく変えてきました。これからもそうでしょう。地球温暖化対策でもやはり技術の進歩がなければなかなか大変です。
脱炭素化を実現するためのさまざまな技術について、公益財団法人 地球環境産業技術研究機構が9月22日にシンポジウムを開催しますので、ご案内します。
オンラインではなく、大阪の会場で開催されるものですが、地球環境産業技術研究機構で進めている各分野の研究について講演があり、非常に興味深いです。
どんな研究・開発を行なっているのか、公式サイトから簡単に拾い出してみました。
・システム研究
温暖化対応に関する政策提言。温暖化技術の評価。情報発信。
・バイオ研究
バイオマスを原料として、バイオ燃料、グリーン化学品を生産するバイオリファイナリー。
・化学研究
CO2を吸収・放散する吸収液。固体吸収材・吸着剤。CO2分離膜。
・CO2貯留研究
CO2地中貯留のための、地質モデル構築、圧入管理システム、地層安定性モニタリングなど。
・無機膜研究
シリカ、パラジウム、ゼオライトなどから作る無機膜を使って効率よく水素、炭化水素、CO2を分離。
以下、シンポジウムの概要です。
日時: 2022年9月22日(木)10:00~17:35
会場: 大阪科学技術センター 大ホール
主催: 公益財団法人 地球環境産業技術研究機構
参加費: 無料
概要: 当機構は設立以来、抜本的なCO2削減を実現するための革新的エネルギー・環境技術の研究開発を推進するとともに、地球温暖化対策シナリオを作成して政策提言につなげてまいりました。
本シンポジウムは、これらの成果報告の場として、加速する国際的な温暖化対策・長期戦略を踏まえ、今後の政策立案や技術の実用化推進に役立つ知見を広く提供することを目的とし、大阪にて開催致します。
地球温暖化問題やその対策技術にご関心をお持ちの多くの皆様のご参加をお待ちしております。
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