「もったいない」文化の日本 傘の廃棄量は世界最悪

急な雨に、コンビニで安い傘を買ってその場をしのぐ。そういう時はあるものですよね。でも、その傘はあまり頑丈にはできていなくて、長くは使えないことも多いですね。

物を大切にする文化、世界に誇る「もったいない」の文化があるはずの日本ですが、傘の廃棄量は、世界で一番多いようです。これはなかなかショックな話です。

日本の傘の年間消費量が1億2~3千万本。赤ちゃんからお年寄りまで、国民全員が毎年1本買っている計算になります。4人家族が5年過ごすと、その家には傘が20本あるわけです。文化人類学者でなくても「日本人は傘を買うことが大好きな人々である」と言うでしょう。

しかし、そのうちの8,000万本はビニール傘。長くは使わないもので、言わば「使い捨て傘」になっています。やはりこの大量生産、大量廃棄を減らすことは大事ですよね。

去る5月に「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」が立ち上げられました。傘のシェアリングを通してこの状況を変えていこうという試みです。

傘のシェアリングに参加する。一人一人が具体的にできる小さなことですが、大きな変化につながりそうです。面白いですね。

そして、「日本人は傘を大事にする人々である」と言われたいものです。

詳しくはこちら「2030年使い捨て傘ゼロプロジェクト」のサイトをご覧ください。