「あ、そう言われてみればそうか…」と思いました。
あくまでもウィキペディアによると、なのですが、デモクラシー(democracy)の正しい訳語は「民主制度」であり、これを民主主義とするのは誤訳なのだそうです。そして「民主主義」はデモクラティズム(democratism)の訳語にあたるということです。確かに流儀とか主義とかを指してなんとかイズム(-ism)って言いますからね。
でも話を簡潔にするためにデモクラシーを民主主義とします。語源は古代ギリシア語にあり、「デモ」は民衆、「クラシー」は権力という意味の言葉(demos, kratia)に由来します。つまり民衆が権力を持つ社会、ということですね。
インターネットによって情報の共有化が進む一方で、人々の意見がますます細分化しく今、民主主義は困難な時代を迎えているようにも見えます。
そこに地球全体で取り組む必要のある気候や環境に関する問題が出てきました。「気候民主主義」という言葉も登場してきました。民主主義を通してこうした問題にどう取り組んでいくべきなのか、気になりますね。
「気候民主主義ー次世代の政治の動かし方ー」という著書のある北海道大学准教授の三上直之氏など、多数の専門家が集うオンラインセミナーが行われますので、ご案内します。
「欧州の気候市民会議の最新動向と日本の学び」
日時: 2022年7月25(月)16:00-18:00
会場: オンライン開催(Zoom)
参加費: 無料
主催:一般社団法人 環境政策対話研究所 共催:地球環境戦略研究機関
開催の背景と目的:
2019年から2020 年にかけてフランス及び英国でそれぞれ気候市民会議(Climate Citizens’ Assembly) が開催され 、日本でも大きな注目を集めました。本セミナーではまず、最近欧州各地で展開されている気候市民会議について、その意義を、気候民主主義という考え方にたって報告し論じます。
次に、英仏二か国の試みが、その後それぞれの国の脱炭素政策や取り組みにどのような波及効果をもたらしたかを、直近の情報に基づいて報告します。さらに、こうした試みがその後欧州の他の国々に水平展開し、また多くの都市に垂直展開した現状について報告します。
最近 、日本においても、札幌市や川崎市での試みに端を発し、他の自治体や地域社会でも関心が深まり、市民会議の実施が模索され始めています。気候市民会議を通じ、脱炭素社会づくりの取り組みや行動の加速にどう結びつくか。先行する欧州の気候市民会議から、日本として何を学ぶべきか、本セミナーにおいて参加者の皆さまとともに考えてみたいと思います。
参加申込: こちらからお申し込みください。
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