スーパーカーのテストは”ラバ”で 水素燃料電池

普段何気なく使っている言葉なのに、ちょっとしたきっかけでその意味を改めて知ることってありますよね。

水素燃料電池で排出されるのは水だけ、ということを初めて聞いたとき、あらためて「あ、そうか。水素って水の素なんだよな」と思いました。英語でいうhydrogenもやはり水(hydro-)を生み出す(-gen) という意味があるわけで、面白いものですね。

実は1969年に月面に人類を送ったアポロ宇宙船にも燃料電池は使われ、その時の燃料電池はスミソニアン国立航空宇宙博物館に展示されています。

現在、水素燃料電池の利用が急速に拡大していて、ドローンから小型飛行機、スーパーカー、大型トラック、採掘現場の巨大ダンプカーさえも燃料電池で動きます。

こちらの動画はViritech社のスーパーカーの試作車”Mule1”(ミュール・ワン)。muleは”ラバ”という意味ですが、自動車業界では最初の試作車のことをこう呼ぶそうです。ちょっと粋ですね。

Viritech Making of a Hydrogen Hypercar – Mule 1

こちらは南アフリカのアングロ・アメリカン社の鉱山で稼働している大型トラック。こんな大きなものも動かせるんですね。

アングロ・アメリカン社(私たちの水素トラック:初動)

燃料電池システム開発の推進を目指して大学や企業などが集まった技術研究組合FC-Cubicが、水素やアンモニア、燃料電池に関するシンポジウムを7月13日に開催します。

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