気候変動に関連する状況をみると、新しい取り組みや考え方も生まれて、なかなか変化が大きいので、対応していくのも大変ですよね。
環境省が「民間企業の方のための気候変動適応ガイドの改訂版」を公表しましたのでお知らせします。A-PLAT 気候変動適応情報プラットフォームのサイトからダウンロードできます。
今回のガイドは平成31年に公開されたガイドの改訂版で、気候関連財務情報開示タスクフォース提言(TCFD提言)や事業継続マネジメント(BCM)という観点も盛り込まれています。
内容について、環境省のサイトから抜粋します。
第1章 気候変動は経営の最重要課題 ~迫り来る気候リスクに備え、勝ち残るために~
・なぜ、民間企業は経営の重要課題として、気候変動対策に取り組む必要があるのか?
・既にカーボンニュートラルに取り組んでいるが、なぜ、「適応」にも取り組む必要があるのか?
第2章 事業活動における気候変動影響
・気候変動は事業活動に、どのような影響を与えるのか?
・なぜ、社内の他部署やサプライヤーまでも巻き込んだ取組が必要なのか?
第3章 気候変動適応への取組をチャンスに変える
・「適応」に取り組むことにどんなメリットがあるのか?
・まだ実害がないのに、なぜ「今から」取り組む必要があるのか?
第4章 気候変動適応の進め方
4-1 気候変動影響への戦略的対応 ~気候変動適応の進め方~
・これまで取り組んできたリスク管理や環境管理等とは全く異なる新たな取組が必要なのか?
・将来のリスクや機会をどのように評価すればよいのか?
4-2 経営戦略への実装 ~TCFD提言の枠組みを踏まえた取組~
・TCFD提言と気候変動適応は、どのような関係にあるのか?
・気候変動適応によって経営戦略のレジリエンスを高めるための留意点は?
4-3 気象災害の拡がりに備える ~事業継続マネジメントを活用した取組~
・なぜ、今までのBCPに気象災害への備えを組み込む必要があるのか?
・気象災害を対象としたBCPを策定する上での留意点は?
■参考資料
・他社はどのような物理的リスクや機会を認識しているか?
・他社はどのような適応策を講じているか?
・取組を進めるうえで参考となる情報を知りたい