水素社会に向けた取り組み 俯瞰してみる

新聞などを読んでいると、水素社会に向けた新たな取り組みはあちこちで行われており、日々進んでいるんだなという実感があります。ただ、「ところで全体としては今どんな状況なんだろう?」と振り返ろうとすると、なかなか事例が思い出せず、愕然とすることがあります。数々の記事を読むのに費やした時間はいったい何だったんだ。エビングハウスの忘却’曲線’と人は言うけど、自分のは’直線’かもしれない、と恐怖することがあります。

国内の状況が全て分かるわけではありませんが、環境省の動画で「脱炭素化にむけた水素サプライチェーン構築の推進」ということで国内10カ所で行われているプロジェクトが見られます。

環境省:水素社会 実現にむけた取り組み

何を使って水素をつくるのか、という点一つとっても、
・再生可能エネルギー
・家畜ふん尿
・苛性ソーダ
・使用済みプラスチック
・小水力発電
・ごみ発電

と、様々ありますね。

この動画の内容と同じものが環境省の「水素社会実現を目指す官公庁の取組」というページに掲載されています。各プロジェクトについてPDFの詳細がありますが、概要が簡潔で、読みやすくなっています。「製造」「貯蔵・輸送」「供給・利用」というサプライチェーンの各段階が図示されており、見やすくなっています。

こうした取り組みは日々進んでいるので、これからも大きく変化していきますが、時々振り返って全体像を確認するのもいいですね。