昨年12月末、秋田県由利本荘市沖の洋上風力発電事業における事業者公募の選定結果が公表された際に、想定外と言っていいほどの低い売電価格を提示した事業者が落札し、まさに「突風」が吹き荒れて大きな話題になりました。
2020年12月に行われた「洋上風力の産業競争力強化に向けた官民協議会」で出された「洋上風力産業ビジョン(第1次)概要」において、政府による導入目標として2030年までに1,000万kw、2040年までに3,000~4,500万kwという数字が掲げられています。2020年末時点での国内の洋上風力発電量は6万kw弱なので、2030年の目標は現在の160倍以上という高い目標です。
日本の排他的経済水域は約447万平方kmで、なんと世界第6位。洋上風力発電の盛んなヨーロッパとは自然条件が異なるために難点もあるとは聞きますが、構成部品の国内生産による経済波及効果なども考えると、この広大な海域で永久に吹き続ける風のエネルギーはぜひ活用したいですよね。
洋上風力発電施設(ドイツ)の建設を取材したドキュメンタリーがあります。巨大建造物を作る様子は、壮大でいいですね。
そんな洋上風力発電を含む自然エネルギーについての国際シンポジウムがオンラインで開催されるので紹介します。世界風力エネルギー会議(GWEC)CEO」、国際再生可能エネルギー機関(IRENA)事務局長など、海外から多数の登壇者が参加します。
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「REvision2022:自然エネルギー転換を加速する」
主催:公益財団法人 自然エネルギー財団
日時:3月2日 10:00 – 18:00
参加費:無料
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