ニンジンを食べる時、皮を剥くか剥かないか。
身近な人と意見が食い違って熱い議論を交わした経験はないでしょうか。しかし、剥いて食べる派の人であっても、皮を捨てるのはちょっともったいないな…という気がするのではないでしょうか。
ニンジンの皮から食品加工廃棄物、間伐材、製材廃材、家畜排泄物、下水汚泥といった、動植物由来の生物資源(バイオマス)は、放っておけば腐敗して、CO2やメタンガスといった温室効果ガスの放出源になりますが、再利用することによって電気や燃料などのエネルギーに変換できます。
こうしたバイオマス利用は、廃棄物の削減になるだけでなく、地球温暖化対策、循環型社会の構築、農山漁村の活性化に繋がります。
さまざまな事例があります。
・山形県最上町:木質バイオマスエネルギー施設
・愛知県豊橋市:バイオマス利活用センター
・岡山県真庭市:バイオマス発電所
・大分県日田市:バイオマス資源化センター
真庭市の事例では、バイオマス利用自体を観光事業と連携させているのも面白いですね。
こうしたバイオマス利用に関心がある自治体や事業者に向けた無料オンラインセミナーがありますので、紹介します。
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「バイオマスエネルギーの地域自立システム化実証事業ワークショップ2022
~脱炭素時代に向けたバイオマスエネルギー利用モデルの構築~」
日時:2022年3月7日 月曜日 13時~17時30分
主催:国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)、
みずほリサーチ&テクノロジーズ
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詳細と申込についてはこちらをご覧ください。