環境省より「脱炭素ファンド」立ち上げ準備への協力のお願い

環境省が、脱炭素化事業を支援するために1,000億円規模のファンド(株式会社脱炭素化支援機構)を立ち上げようとしています。その準備として今、「ファンドからの資金があったら、こんな事業を行いたいんです!」という資金ニーズに関する情報を集めています。

環境省:資金供給等のニーズ情報の収集について

この情報提供の様式をみると、結構具体的なことを書くことが望まれていますが、少しでも興味のある方はざっと目を通すだけでも参考になるかもしれません。

〇対象となる事業
案内の中には、
・食品バイオマスの肥料・燃料化・エネルギー利用
・プラスチック等のマテリアル・ケミカルリサイクル
・森林の整備・利用
・建設廃材等のバイオマスエネルギー利用
・営農型太陽光発電
・ソーラーカーポート
・オンサイト太陽光発電、中小水力発電
・洋上風力発電、陸上風力発電
・地熱発電
・地中熱の利活用
・マイクログリッド等を活用した地域エネルギーマネジメント
・VPP事業(Virtual Power Plant)
・EVカーシェアリング
・二酸化炭素の回収及び資源化
..といろいろ例示されていますが、特にこれらに限定しないそうです。

〇資金供給の形
・出資(直接、間接)
・メザニンファイナンス(劣後ローン、劣後債、優先株式など) 
といった方法が想定されています。

〇ファンドの規模
政府からの産業投資200億円を核として民間の金融機関・企業からの出資も呼び込んで、1,000億円規模のファンドになりそうです。さらに、「新たなビジネスモデルの構築を通じて、数兆円規模の脱炭素投資の誘発に貢献することを目指す」とされていますので、大きな影響がありそうです。

出典:環境省「脱炭素ポータル」サイト

環境省の「脱炭素ポータル」サイトに詳細がありますので、是非ご覧ください。