日本国内では主として植林。他には藻類とかバイオ炭とかが少々。「なお残る排出」を補填するネッツについては、別々の場面でひっそりと(=深い吟味なしに)取り上げられる現状です。
「実質ゼロ」に必須のネッツ。その物質・エネルギー収支をそれぞれについて定量し、それらのインパクトを多面的に比較した上で選択・実施し、回収された二酸化炭素を「残る排出」のどれにどう割り振るか。
そういった俯瞰的ガバナンスの議論には程遠い状態です。
そもそも関連する各種概念を括る用語さえ定まらず、本ニュースでお伝えするのにも落ち着きが極めて悪いです。
今回、このようなネッツ間の比較・ガバナンスに向けた努力が進められているヨーロッパでの現状報告を御紹介します。
悩みが沢山あるのは日本と同様ですが、ほったらかしにせず、まじめに取り組んでいるグループが各所にあり発信もしているところが日本とは大違いです。