大気中二酸化炭素除去を早急にEUは開始しないと、余計にコストがかかるばかりか、気候ターゲットの到達も困難になるという論文が出ています。
EUが炭素除去を遅らせると何が起きるのかを直接空気捕集炭素隔離(DACCS)とバイオエネルギー炭素捕集貯留(BECCS)について調べたところ、2100年までに正味500億トンの二酸化炭素を捕集する場合、一年開始が遅れる毎に1200から1900億ユーロ(ザックリ20兆円)余計にかかるという結果が得られたそうです。
また、今世紀後半まで開始を遅らせると捕集可能量の上限が356億トンに下がってしまうとの事です。