温暖化対策としてバイオ炭を採用するとCOP26で表明したカメルーン。世界で最初の農業廃棄物の炭化を温暖化対策に取り込んだ国になりました。
既に一基のバイオ炭製造装置が納入されているそうです。アフリカ最初との事。納品業者はNetZero。熱帯域の途上国で発生する農業廃棄物の炭化を事業として今年の正月に起業したそうです。NetZeroによるバイオ炭の宣伝ビデオです。
カメルーンでは、2030年までに50の炭化プラントをつくる計画です。これで少なくとも25万トンのCO2が削減されるとしています。炭は土壌改良に用い、炭化の際に出る熱は発電に使う予定との事です。
最近の炭関連の話題には、既にCENのニュースで流しました「アースショット賞受賞」、「アフリカ向け教育ビデオ」があります。
http://zeri.jp/cen/news/2021/10/27/1490/
http://zeri.jp/cen/news/2021/10/13/1430/
アースショット賞の受賞者はインドのTAKACHAR。今回はカメルーン。どうも、炭化は途上国から普及するのかも知れませんネ。ローテクというイメージがあるので先進国のハイテク技術者には物足りないのでしょう。
フランスのパリに本拠を置くNetZeroが途上国での炭化を事業とするのは先見の明?