対流圏界面の上昇について 投稿日 2021年11月17日 更新日 2022年2月10日 著者 zeri-cen カテゴリー お知らせ Tropopause height in the Northern Hemisphere has continuously risen since 1980. Tropospheric warming due to the anthropogenic greenhouse effect is the main contributing factor for the rise after 2000. Credit: Meng et al., Sci. Adv. 2021; 7 : eabi8065 / CC BY-NC 対流圏界面(北半球)が過去40年に亙って10年で50m~60mのペースで高くなっているそうです。 Continuous rise of the tropopause in the Northern Hemisphere over 1980–2020Continued rise of the tropopause after 2000 in the Northern Hemisphere is mainly due to tropospheric warming.www.science.org 1980年から2000年の間について既に報告されていた傾向が、21世紀最初の20年も継続していたことになります。ただし原因が多少異なります。成層圏との界面の高さは、互いの温度変化に対応しているのですが、高くなっている原因は、今世紀に入ってからは主に対流圏の温暖化によるとの事で、成層圏の冷涼化と対流圏の温暖化とが半々だった20世紀末の20年とは異なっています。どうしてなのでしょうかね。 北半球 対流圏 対流圏界面 成層圏 界面 論文