先日、ウィリアム王子のアースショット賞についてお知らせしたばかりですが、今度は、米国エネルギー省の化石エネルギー・炭素管理部(Office of Fossil Energy and Carbon Management)が「エネルギー・アースショット(Energy Earthshots Initiative)」を語っています。何だ。アースショットって流行語なんですネ。
さて、本題です。米国エネルギー省の化石エネルギー・炭素管理部が大気から二酸化炭素を回収する産業の育成から大規模配備までを見通した連邦政府にとって初の主要なCDRコミットメントであるカーボン・ネガティブ・ショットの立ち上げを表明しました。
当面は、2030年までにCO2換算1トン当たり100ドル以下の費用で温室効果ガスを大気から回収して安全に隔離する技術と取り組みを求めています。
CDRは2050年までに実質ゼロに到達する米国にとって欠かせないばかりか、世界の一大インフラ産業になるものだと位置づけています。CDRで世界をリードして実質ゼロを達成し、さらにレガシー炭素にも食い込もうという目論見です。