レジ袋にストロー。プラスチックの環境影響が話題になっています。廃棄されたプラスチックが環境汚染を引き起こし、生物に悪影響をもたらすことは古くから広く知られていましたが、最近では特に、プラスチックが細かくなったマイクロプラスチック(microplastics)についての研究が進んでいます。
マイクロプラスチックのエアロゾルが気候にもたらす影響についての最初の研究報告です。現在の濃度程度では、冷涼化にも温暖化にも寄与しないという結論です。
原論文(アブストラクトのみ無料):https://www.nature.com/articles/s41586-021-03864-x
解説:https://www.anthropocenemagazine.org/2021/10/how-airborne-microplastics-affect-the-climate/
様々なエアロゾルが複雑な影響を気候・気象にもたらします。しかもそれが未解明。最近では、煤エアロゾルについて今年2021年10月20日にお知らせしています。
今後も増加が予想されるマイクロプラスチックがエアロゾルとなってどのような影響をもたらすか。論文では、今後ウオッチが必要だと結んでいます。