NTTが2040年までに実質ゼロを達成する目標を策定

Jean-Monnet terraced garden, on the roof of the former Bel-Air train station, level with Bel-Air Square, in Lausanne, Switzerland. / Photo credit: Gzz / CC BY-SA 4.0

実質ゼロを達成する時期を2050年ではなく前倒しにする組織が増え続けています。最近では、2030年に達成すると表明したスイス・ローザンヌに本社を置くLogitech Internationalがあります。

製品・サービスの提供に伴う排出を減らし(Reduce)、再生可能エネルギーを利用し(Renew)、既に大気に溜まった二酸化炭素を回収して自然を回復する(Restore)。3R戦略です。

この潮流から取り残されている感があった日本でしたが、今回、通信事業を主体とする超大企業NTTが、2040年までに実質ゼロを達成する目標「NTT Green Innovation toward 2040」を策定したと発表しました。

ただでさえ、情報通信分野の電力消費が今後、急増することが予想されている中、独自の光技術(アイオン「IOWN」:Innovative Optical and Wireless Network)と再生可能エネルギーの利用拡大とで実質ゼロを達成するのだそうです。