温室効果ガスの一番手は、もちろん二酸化炭素です。産業革命後の人間活動で排出された二酸化炭素による温暖化への直接的寄与はおよそ60パーセント。次の二番手がメタンで20%です。二酸化炭素の三分の一。結構あると思うのですが、メタンはこれまで影が薄い存在でした。
それが実質ゼロを目指す今、いよいよフットライトをあびる時がやってきました。発生源の特定から削減手法、大気からの捕集法など様々な取り組みがなされています。幾つもあるメタン対策紹介記事の一つを御紹介します。
11月にグラスゴーで開かれるUNFCCCのCOP26では、メタン排出削減のコミットメントについて話し合われます。日本は国内で放出されるメタン量は低いですが、外国での製品生産に伴うメタン発生にも製品輸入国としての責任があります。削減について何らかの合意がなされれば、これも実質ゼロへの努力に組み込まれ勘定されることになるでしょう。