気候変動によって極端な気温がもたらされ、そのために年間500万もの人々が死亡し、その半分はアジアで起きているという記事が7月、世界的な権威のある医学誌に掲載されています。
温暖化が進行するにつれ、極端な気象の日が増えることは既にお知らせしましたが、
今回、これが私たち人間の健康な暮らしにどのよう影響を与えるか、それにどう対処するのか、が、同じ系列の医学誌にシリーズで掲載されました。
既に世界に広がっている貧困、高齢化、慢性疾患蔓延が酷暑に上乗せされるため、特に経済的に余裕がない国々(この分野における日本の凋落ぶりが甚だしいので、他人ごとではないです。今のコロナ騒ぎは前兆に過ぎません。)で問題は深刻です。そこで、そのような資源制約があるところで、もっとも効果的な予防策と対応法を準備しておく必要性が高いという認識から、個人、住居、地域など様々な空間スケールと状況で人々の生理的負荷を和らげる手法が論じられています。