シアノバクテリア 救世主として再来

シアノバクテリア。誰しも一度は聞いたことがありますよね。そう、24億4千万年前くらいに海の中で誕生し、光合成によってがんがん酸素を作り出して地球の大気を大きく変えたあの微生物です。大気中の酸素からオゾン層が作られて、それが紫外線を遮断したために生物が生存できる環境の土台となりました。それを考えると、地球のあらゆる生命の母と言っても言い過ぎではありません。

そのシアノバクテリアが、また大活躍して人類を危機から救ってくれるかもしれません。

生分解性プラスチックの短期間での高生産に成功
光合成細菌シアノバクテリアを用いたバイオものづくりに進展(神戸大学、2025年2月17日)

神戸大学と株式会社カネカが協力して研究を行い、二酸化炭素から生分解性プラスチックを合成するシアノバクテリア細胞を創り出しました。

「二酸化炭素を減らすことがとても重要。じゃあいっそのこと二酸化炭素を直接原料にして利用可能な物質を生産できたら素晴らしいよね」ということなんですね。

24億年の時を経て再び、シアノバクテリアに地球環境のためにひと肌脱いでいただく。これは面白いですね。

さて、日本経済新聞社の主催でサーキュラーエコノミーに関するウェビナーが開催されるのでご案内します。

名称: 日経記者が紐解く!サーキュラーエコノミーの展望
日時: 2025年4月16日(水)16:00~17:00 
会場: オンライン 
主催: 日本経済新聞社 情報サービス部門 情報サービスユニット
参加費: 無料 

主な内容:下記HPより抜粋 

気候変動対策、生物多様性の保全、資源の確保と安定供給といった課題への対応として、循環経済(サーキュラーエコノミー)への移行が加速し、市場規模も拡大しています。サーキュラーエコノミーの推進は技術革新やビジネス創出、競争力向上の契機となりうる一方で、環境負荷の低減と経済価値の両立、法規制の整備など乗り越えなければならない壁もあります。また、トランプ政権の脱・環境政策が、日本企業の取り組みにどのような影響を及ぼすのかも注目されます。

本セミナーでは、日本経済新聞社 編集委員・NIKKEI脱炭素委員会委員の安藤淳が循環経済の動向、企業が直面する課題、今後の展望について詳しく解説します。経営企画・事業企画・サステナビリティ部門の皆さまにとって、実践的な示唆を得られる内容となっておりますので、ぜひご参加ください。

基調講演
「サーキュラーエコノミーの展望」
安藤 淳 日本経済新聞社 編集局総合解説センター編集委員

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