最近、新聞を読んでもテレビを見ても、その辺の井戸端会議を立ち聞きしても「サプライチェーン」という言葉を見聞きしない日はありませんよね。
経産省の資料によると、日本の再エネ比率は2021年度の時点で約20.3%。再エネの発電設備容量は世界第6位。太陽光発電は世界第3位となっています。東京都では今年4月から新築住宅などへの太陽光パネルの設置が義務付けられています。私たちの生活にますます浸透している太陽光発電ですが、その供給元をたどっていくと中国の存在の大きさに驚きます。
この状況をどう捉えるかは様々だとは思いますが、「太陽電池のサプライチェーン 中国の市場支配、世界各国で進む対策」という報告書を自然エネルギー財団がまとめていますので、参考になればと思います。
自然エネルギー財団:「太陽電池のサプライチェーン 中国の市場支配、世界各国で進む対策」(2024年12月18日)
36ページもあるので、しっかり読むのは大変ですがササッと眺めてみるだけでも新たな発見があるのではないかと思います。
再生可能エネルギーの普及について、自然エネルギー財団による国際シンポジウムが開催されるのでご案内します。
名称: 国際シンポジウム REvision2025 「脱炭素への大競争と自然エネルギー」
日時: 2025年3月5日(水)10:00~17:30
会場: イイノホール(東京都千代田区)/オンライン
主催: 公益財団法人 自然エネルギー財団
参加費: 無料
主な内容: 下記HPより抜粋
【開会挨拶】
トーマス・コーベリエル 自然エネルギー財団 理事長
【開会セッション】加速を続ける世界の自然エネルギー転換
・ガウリ・シン 国際再生可能エネルギー機関(IRENA) 事務局次長
・レベッカ・ウィリアムズ 世界風力エネルギー会議(GWEC) 副CEO
・ザビエル・ダヴァル グローバル・ソーラー・カウンシル 理事
/ フランス再生可能エネルギー協会(SER)副会長
・ディミトリ・ペシア アゴラ・エナギーヴェンデ 電力システム変革 ディレクター
[モデレーター] トーマス・コーベリエル
【セッション1】自然エネルギーは地方創生の鍵
・大森 恵子 環境省 地域脱炭素推進審議官
・加藤 純 石狩市 企画政策部 企業連携推進課 課長
・沼田 昭二 町おこしエネルギー 代表取締役会長 兼 社長
・諸富 徹 京都大学 大学院経済学研究科 教授
[モデレーター] 国谷 裕子 ジャーナリスト
【セッション2】洋上風力発電:加速への条件
・ラッセル・ケイト シーメンス・エナジー 代表取締役社長
/ シーメンス・ガメサ・リニューアブルエナジー 代表取締役社長
・山田 正人 MHIべスタスジャパン 代表取締役社長
・原田 文代 日本政策投資銀行 常務執行役員
・横山 勉 日本郵船 執行役員 グリーンビジネスグループ長
・レベッカ・ウィリアムズ 世界風力エネルギー会議(GWEC) 副CEO
[モデレーター] 大林 ミカ 自然エネルギー財団 政策局長
【セッション3】産業脱炭素化の牽引力に:鉄鋼のグリーン市場を創る
・フランク・ピーター アゴラインダストリー ディレクター
・サミーン・カーン クライメート・グループ 鉄鋼部門 シニアマネージャー
・西田 裕子 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(気候変動)
[モデレーター] 高瀬 香絵 自然エネルギー財団 シニアマネージャー(気候変動)
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