8月13日、アメリカのオクラホマ州でハイムダル社(Heimdal)のCO2回収プラントが稼働し始めました。大気から直接CO2を回収するプラントとしてはアメリカ最大、世界2番目の規模で、年間5,000トンを回収できます。低いコストで稼働させるために、できるだけ既存の技術を活用したシンプルな手法をとっています。
石灰石を特殊加工した吸収材を作り、それを地面に薄く広げ、あとはその吸収材がCO2を吸収するのを待ちます。その後吸収材を熱することでCO2を取り出すことができます。吸収材は再利用されます。
こちらの動画で、CEOのMarcus Lima氏による説明と、作業の様子が見られます。
ハイムダル社のサイトでもこの技術が説明されています。
シンプルな技術で新しいことができる。素晴らしいですね。
さて、CCUS(CO2の回収・利用・貯留)や水素、アンモニアの利用に関するシンポジウムが新潟で開催されますのでご案内します。(オンライン参加もできます)
名称: 「新潟カーボンニュートラル推進シンポジウム
新潟県におけるCCUS・水素・アンモニア拠点の整備に向けて」
日時: 2024年8月29日(木)13:30~16:45
会場: 朱鷺メッセ 新潟コンベンションセンター(新潟市)/オンライン
主催: 経済産業省関東経済産業局・新潟県
参加費: 無料
主な内容:下記HPより抜粋
○開会挨拶
新潟県知事 花角 英世
○基調講演
「日本を牽引する新産業創造の期待」東京工業大学 名誉教授 岡崎 健氏 ほか
○パネル講演
・東北電力株式会社
・石油資源開発株式会社
・三菱ガス化学株式会社
・株式会社INPEX
・JX石油開発株式会社
○パネルディスカッション
「経営者目線での新潟地域への期待(予定)」
ファシリテータ:株式会社野村総合研究所 未来創発センター長 研究理事 神尾 文彦氏
登壇者:パネル講演登壇者5社
○閉会挨拶
経済産業省関東経済産業局 資源エネルギー環境部長 田中 邦典
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