幕末の寺田屋事件で殉難した尊王攘夷派の薩摩藩士、有馬新七。薩摩藩伊集院郷徳重村(現在の鹿児島県日置市伊集院町徳重)に生まれた有馬は、文武に優れた人物でした。1860年に伊集院郷石谷村で奉行に就任し、青少年の育成にあたりましたが、不真面目な者には罰として遠方から石を運ばせて、悪路だった坂道を整備させたため、素行の悪い若者はやがていなくなったそうです。
その坂道の一部は現在も「石谷の石坂」として今も大切に保存されています。
その有馬新七の出身地である鹿児島県日置市は、全国で464番目にゼロカーボンシティを表明し、令和3年9月からその取り組みを始め、今年4月28日には、脱炭素選考地域の第3回選定地域に選ばれました。
提案概要から抜粋すると以下の取り組みが記載されています。
「マイクログリッドの新たな展開と低落差小水力発電のモデル化〜再エネ人材拠点、日置市の挑戦〜」
・未利用地や耕作放棄地等に太陽光発電を最大限導入
・ベース電源としてらせん水車等を活用した小水力発電設備を設置
・地元吹上高校生への電動自転車・電動バイクのレンタルや、座学・実地教育を実施し、再エネ 関連企業への安定した就職につなげ、入学者の増加と再エネ人材育成拠点の構築を目指す
この日置市の取り組みついての紹介が聞けるオンラインセミナー「脱炭素地域づくりと地域新電力」をご案内します。パワーシフト・キャンペーンと自然エネルギー100%プラットフォームの主催です。
名称: 脱炭素地域づくりと地域新電力 〜地域の経済循環をめざして〜
日時: 2023年7月19日17:00〜18:30
会場: オンライン
主催: パワーシフト・キャンペーン、自然エネルギー100%プラットフォーム(CAN-Japan)
参加費: 無料
主な内容: 下記HPより抜粋
本セミナーでは、脱炭素先行地域に選定された自治体や地域新電力から、脱炭素地域づくりの取り組みや、自治体と地域新電力との連携、再エネを増やす取り組みなどについて共有します。同時に、それらによる地域経済循環や関係づくりの可能性についてディスカッションします。
1.電力システム改革の現状と地域新電力
パワーシフト・キャンペーン/国際環境NGO FoE Japan 吉田明子氏
2.脱炭素先行地域、地域経済循環をめざす自治体の取り組み
・鹿児島県日置市 企画課戦略監(ゼロカーボンシティ担当) 高橋毅氏
3.地域新電力の可能性と今後
・秩父新電力 営業課長 齋藤久美子氏
・いこま市民パワー 取締役総務部長 楠正志氏
詳しくはこちらをご覧ください。