米国・EUの共同イニシアティブ「グローバル・メタン・プレッジ」について

アメリカのバイデン大統領肝いりの「グローバル・メタン・プレッジ」。2030年までに世界全体のメタン排出量を2020年比で30％削減を目標とする米国・EUの共同イニシアティブです。

Joint U.S.-EU Statement on the Global Methane Pledge – United States Department of State

At the Major Economies Forum on Energy and Climate (MEF) on September 17, 2021, President Biden and European Commission President Ursula von der Leyen announce…

www.state.gov

今年2021年9月17日にバイデン大統領が立ち上げに言及し、日本は日米豪印首脳会合の場で参加を表明していました。10月11日に開催された初の閣僚級会合で鈴木外務副大臣が、国内の排出を削減するほかに、国際協力として農業分野や廃棄物分野における技術協力や施設の導入支援などを実施する考えであると積極的参加を表明しました。

グローバル・メタン・プレッジ閣僚級会合における鈴木外務副大臣のビデオ・メッセージの発出

www.mofa.go.jp

現在、参加国は30余り。グラスゴーでのCOP26までに100カ国の参加が目標だそうです。不確かな曖昧さが溢れているメタン。短期間での「やっつけ仕事」にせず、地球システムにも人間社会の公平性にも沿ったものになることを期待しています。